富山市のお客様より、強風によって波板屋根が破損したため、修理のご依頼をいただきました。
現地を確認したところ、表面の波板だけでなく、波板を固定する木下地も一部傷んでいる状態でした。傷んだ下地をそのまま使用すると、新しい波板をしっかり固定できないため、木下地2箇所を補修したうえで、ポリカ波板を全面的に張り替えています。
今回は既存屋根を解体し、ブロンズ色のポリカ波板を14.5㎡施工しました。あわせて水上部と袖部の板金も復旧し、強風や雨の影響を受けにくい状態へ整えました。

工事前|強風で波板が破損し、木下地も傷んでいた状態
工事前は、強風の影響によって波板屋根が破損している状態でした。
波板は軽量で施工しやすい屋根材ですが、長期間にわたって紫外線や雨風を受けることで、表面の劣化や固定部分の緩みが進むことがあります。その状態で強い風を受けると、波板が割れたり、固定部分から外れたりする可能性があります。
今回の現場では、波板を支える木下地にも一部傷みが確認されました。木下地が傷んでいると、波板を新しく張っただけでは固定力を十分に確保できません。
破損した波板を放置すると、隙間から雨水が入り込み、木下地の腐食がさらに進むおそれがあります。また、強風時に破損範囲が広がり、波板の一部が飛散する可能性もあるため、早めの修理が必要な状態でした。
工事内容|ポリカ波板張り替え・木下地補修工事
今回の工事では、破損した既存屋根を解体し、傷んでいた木下地2箇所を補修しました。
下地を整えたあと、ブロンズ色のポリカ波板を14.5㎡施工しています。ポリカ波板は、一般的な塩化ビニール製の波板と比較して衝撃に強く、屋外で使用しやすい屋根材です。
波板を張る際には、屋根の上側にあたる水上部と、屋根側面にあたる袖部の板金も復旧しました。波板だけでなく、周囲の板金まで適切に戻すことで、雨水が屋根内部へ入り込みにくい納まりにしています。

施工内容詳細
・仮設足場の設置
・既存波板屋根の解体
・傷んでいた木下地2箇所の補修・打ち直し
・ブロンズ色のポリカ波板張り:14.5㎡
・水上部の板金復旧
・袖部の板金復旧
・解体した既存屋根材の撤去・処分
・施工箇所の固定状態確認
・施工後の清掃・点検
プロが意識した施工ポイント3選
① 新しい波板を張る前に木下地を補修
波板屋根の修理では、表面の波板だけでなく、波板を固定する下地の状態を確認することが重要です。
傷んだ木下地にそのままビスや金具を固定すると、十分な固定力を得られず、強風を受けた際に再び緩みや浮きが発生する可能性があります。
今回は傷みが確認された木下地2箇所を補修し、新しいポリカ波板を安定して固定できる状態に整えました。
② 強風の影響を考慮した波板の固定
波板屋根は、端部や接合部分から風が入り込むと、屋根材を持ち上げる力がかかります。
そのため、単に波板を並べるだけでなく、下地の位置を確認しながら適切に固定することが重要です。波板同士の重なりや端部の納まりにも注意し、強風時に波板が浮きにくいよう施工しました。
③ 水上部と袖部の板金を適切に復旧
屋根の水上部や袖部は、雨水の浸入を防ぐうえで重要な部分です。
波板を新しくしても、周囲の板金の納まりが不十分だと、接合部分から雨水が入り込む可能性があります。
今回はポリカ波板の張り替えとあわせて、水上部および袖部の板金を復旧しました。屋根全体の雨仕舞いを考え、雨水が内部へ回り込みにくい状態に整えています。
工事後|木下地を補修し、ポリカ波板を新しく張り替え
傷んでいた木下地2箇所を補修したうえで、ブロンズ色のポリカ波板を14.5㎡施工しました。
既存の破損した波板がなくなり、下地へしっかり固定できる状態になったことで、強風による浮きや飛散のリスクを軽減しています。
また、水上部と袖部の板金も復旧したため、波板と周辺部材の取り合い部分から雨水が入り込みにくい状態へ改善しました。
見た目を整えるだけでなく、下地から確認・補修することで、今後も安心して使用しやすい波板屋根となりました。

施工費用
施工費
・既存屋根解体:35,000円
・木下地打ち直し(2箇所):25,000円
・ポリカ波板張り(水上部・袖部板金復旧含む、ブロンズ色):14.5㎡
・ポリカ波板張り単価:5,500円/㎡
・ポリカ波板張り金額:79,750円
・産業廃棄物処理費:25,000円
・仮設足場設置費(作業区画転落防止用):78,000円
・諸経費(工事保険・機材運搬・衛生設備費・管理費等):28,000円
小計:270,750円
消費税(10%):27,075円
税込合計:297,825円
見積書では、既存屋根解体、木下地打ち直し2箇所、ポリカ波板14.5㎡の施工、水上部・袖部板金復旧、仮設足場、廃材処分などが計上されています。
波板屋根の破損は早めの点検がおすすめです
波板に割れや浮き、固定部分の緩みが発生すると、強風によって破損範囲が広がることがあります。
また、波板の隙間から雨水が入り込むと、表面からは見えない木下地が傷み、波板の張り替えだけでは対応できなくなる可能性があります。
波板の変色、ひび割れ、浮き、固定金具の外れなどが見られる場合は、早めに点検することで、傷みが小さいうちに部分補修で対応できる可能性があります。
波板屋根の上は滑りやすく、劣化した波板を踏むと割れて転落する危険があります。お客様自身では屋根へ上らず、地上から見える範囲で確認し、異常がある場合は専門業者へご相談ください。
富山県の波板屋根修理も瓦屋根修理の匠へ
瓦屋根修理の匠では、瓦の割れやずれ、棟瓦や漆喰の補修だけでなく、ポリカ波板の張り替えや木下地の補修など、屋根に関する工事にも対応しています。
強風や台風、積雪によって屋根材が破損した場合は、表面の屋根材だけでなく、固定部分や下地まで傷んでいることがあります。
富山市をはじめ、富山県内で波板屋根の割れ、浮き、飛散、雨漏りなどが気になる方は、瓦屋根修理の匠へご相談ください。現地の状態を確認し、必要な工事内容をご説明したうえで、建物に合った修理方法をご提案します。